シアリス製剤の外観
シアリスはバイアグラ、レビトラに続くED治療薬として2007年にイーライリリー社(のちに販売を日本新薬に移管)より発売されました。海外では持続時間の長さから「ウィークエンド・ピル(金曜に飲んでおけば、週末はずっと安心)」と呼ばれている人気の高いED治療薬です。その後2020年にはジェネリック薬の発売も認可されました。形状は卵型になっており、医師の指導下で錠剤を割って使用するには、やや二等分しずらい形ではあります。また、5mg製剤も利用できますが、需要があまりなく割高であることから、当院では扱っておりません。
シアリス20mg 錠剤の外観・包装
| 錠剤外観 | PTPシート(10錠) |
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| 錠剤サイズ | |
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| 外包装(40錠入) | |
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シアリス10mg 錠剤の外観・包装
| 錠剤外観 | PTPシート(10錠) |
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| 錠剤サイズ | |
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| 外包装(40錠入) | |
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シアリス製剤の変遷
| 2007年 | 日本イーライリリー社よりシアリス発売 |
| 2009年 | 日本イーライリリー社より、日本新薬にシアリスの販売を移管 |
| 2020年 | シアリスの後発薬(タダラフィル)が各社から発売 |
| 2022年 | 不妊治療に限って、条件つきでシアリスの保険適用開始 |
| 2022年 | 保険適用分のシアリスを別包装で発売 |
保険適用されるシアリス包箱の外観
シアリス(バイアグラも同時に)は2022年、不妊治療において、条件付きで保険診療の対象となることが決定しました。これに伴って、シアリス錠剤の包装箱が、医療保険適用品(不妊治療)と薬価基準未収載品(自由診療)を区別するために、デザインが変更されました。ただしこの変更は外装箱に限りますので、1箱40錠入りを箱ごとでの処方を希望されない限り、中に入っているPTPシート入り錠剤の見た目は変わりません。
| 医療保険適用品(不妊治療) | 薬価基準未収載品(自由診療) |
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*20mgの外装箱
バイアグラの「通販」「個人輸入」の危険性
この表にあるシアリス以外の「シアリス」は日本の厚生労働省に認可を受けたものではありません。また、錠剤だけを見て薬の真偽を確かめることは非常に困難です。
シアリスは「医療用医薬品」で医師から処方を受けることが、いわゆる薬機法で定められています。インターネットでよく見かける「通販」で買い物をするように手に入る「シアリス」は、個人輸入を代行するという体をとっています。これらのサイトの「シアリス」は出所の不明な輸入薬か偽物の薬です。これらのサイトでは、販売業者はあくまで個人輸入を代行しているだけであること、全て自己責任で購入すること、何かあっても一切の責任を負わないこと、を敢えて見えにくく記載しています。もし日本国内のシアリス正規品以外の使用で健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。シアリスは医療機関で処方を受けることが望ましいです。カードなど個人情報の漏洩や、健康被害のリスクや、発送までの日数など以外にかかる手間、ほんのわずかな価格差を考えても、薬の「通販」は割に合わないといえます。
シアリス ほかED治療薬のオンライン処方








